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        気 虚 の 養 生 法           
「気」とは、生体を維持するための体の内外の動きや機能だと思っていただければ、イメージがしやすいでしょうか。

つまり、血や水のようには実態がつかみにくいけれど、働きとしてそこにあるというものです。

気虚とは、気が足りない、活動性が落ちている状態です。何か出来事があって元気がない、落ち込んでいるというのは、一時的に気虚になっているといえるでしょう。

体質的に気虚になりやすい人は、いつもなんとなくダルくて疲れやすい、たいして動いてないのに汗をかきやすい、風邪をひきやすい、二の腕あたりがタプタプしているという特徴があります。また、顔色も青白いことが多いです。

気虚が進むと、寒がったり、下痢をしたり、多尿になったりという「寒証」となることもあります。

< 気を使わず >

人には生まれながらに持っている「先天の気」と、生まれてから食物や大気からいただく「後天の気」があります。
気虚体質の人は「先天の気」が少し足りないことが多く、このタイプの人は「後天の気」をうまく補う必要があります。

また、年齢を重ねるとどうしても先天の気は衰えてきますので、同じく後天の気が重要となってきます。

              

気虚の体質の人が周りに気を使い過ぎると、他の人よりも疲労感が強くなります。心配事の度が過ぎると、いつの間にかぐったりしてしまうのも、気虚の人には多いですね。

気配りは大切ですが、ほどほどにということです。

そして「虚」の人は、使う分を減らして補う分を増やさなければなりません。

気を補う方法は色々ありますが、腹式呼吸が手軽で良いと思います。やり方、回数、時間などは「無理のないよう」だけ気をつけてもらえればOKです。

息を吸う時に下腹を膨らませて、吐くときにへこませる。簡単ですが、真剣にやると汗がジワッと出てきます。

経験で申し上げると、夜はあまり長い時間集中して、腹式呼吸しないほうがいいかも知れません。おすすめは朝!

< 食 養 生 >

呼吸と同様に、食事からも気を補うことができます。

朝鮮人参は補益によく使われますが、普通の人参でも良いです。逆に実証の人(元気が有り余っている人)が食べ過ぎると、熱を出すことも‥

あとは、穀物全般やナツメ、きのこや山芋類も気をよく補ってくれます。

               

気虚体質は食欲が少ない人も多く、量を食べるのが難しい場合があります。ついついサプリメントなどに手が伸びてしまいますが、あまりお勧めできません。

食事というのは、栄養価だけでは評価しきれません。栄養価は、現時点の科学で測ることのできる物質を単体で示しただけで、まだ測ることのできない物質や特定できない物質も数多くあります。
また、それぞれの構成物質が合わさると違う作用があるというのは、漢方薬でも見られる現象で、単に栄養素の集まりを食べているわけではないのです。

ですから、量をなかなか食べられない人は質にこだわりましょう。農薬を使わず良い土地で育った食物を、出来るだけ保存加工されていない状態で食べる。

ほんの何十年前まではあたりまえだったのが、今では贅沢となってしまいましたねえ。

< 手 当 て >

おへそから指四本くらい下がったあたりに手のひらをおいてそのまま。両手を重ねてもいいですね。お腹に集中していると、温かさが広がってきます。

食のあまり進まない人は、有名な「足の三里」あたりを指三本くらい使って上下にスリスリ。(足の三里は、膝のお皿の下縁から指四本分下で、スネと外側の骨との間あたり。) 後天の気を補ってあげましょう。

< ちょっとまった! >

大汗をかいたりすると、一気に気が減ってしまいます。スポーツでなくても、夏の暑い時は注意が必要です。 あとは睡眠不足もダメ。寝ている間に気を補充していると思って、しっかり時間を取ってください。        

              

< まだなんとなく >

最近のお問い合わせで多いのは、
「他の体質の症状も組み合わさっている」
「自分に当てはまらないこともある」
というメールです。

ここでは大まかに体質の傾向を分けてあるだけですので、年齢が上がるほど、症状が現れてから長いほど、様々な要素が絡み合ってきます。

ご自分の体質や自分に合った養生法や、なぜこのような症状が現れるのかをよく聞かれるのですが、伝えていただく情報が少ないと的を得た判断となりません。

もう少し詳しく自分の事を知りたいという方は、なるべく詳しく、トップページにある項目(顔色や舌、便や生理など)をお伝えください。できるだけ、それぞれに合った養生をお答えできればと思います。

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