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        熱 証 の 養 生 法           
熱証とは体に熱を持ちやすい体質ですが、これには虚証と実証があります。

つまり、何かが不足して熱を持つのか、何かが多すぎて熱をもつのかということです。

虚証で熱を持つのは、体の陰の要素が不足してしまうからで、具体的には血や水のこと。 陰が不足すれば自然に陽が増えてしまいます。

実証で熱を持つのは、主に臓腑の機能が亢進しやすい体質によるものです。特に肝や心が高ぶりやすい体質の人は、同じストレスを受けても他の人より熱を生じやすいので、 「カッ」 としやすい人やストレスの多い人は要注意。

             

熱証はタイプによって養生法が違いますので、虚実を判定したあと、それぞれの養生を参考にしてください。

虚証 実証
手のひらや足のうら、胸の奥が熱くなる

午後の発熱

全体が熱くなるが、頭部が多い
赤くなる所 頬の一部 顔面全体や目の充血
寝汗をかく 常にかく
乾燥 口やノド 肌や便 便
手首の脈 細く弱い しっかり強い
共通 尿が濃い・舌が赤い・吹き出物が多い・寝つきが悪い

       ↓           ↓

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虚熱証の養生法|

< 生命の源 >

体の中の陰陽を左右するのは「腎」です。

腎には腎陽と腎陰があり、腎陽が不足すれば、機能が低下気味で冷え証に。腎陰が不足すれば熱証となります。

腎陰とは腎の作用の中でも、陰つまり血や水の生成・代謝に関わるもので、この不足により全身の潤いがなくなり、熱を帯びた体になります。

虚証とはつまり不足がある状態ですので、基本は「無駄使いをやめて、不足をうまく補う」ことです。

腎陰の無駄遣いとは何でしょう?
先に陰分とは血や水といいましたが、これらはある程度不足しても日々の飲食で補えるのですが、あまりにも消耗がひどいと腎陰まで使うことになってしまいます。

ですから、日頃血虚の傾向のある人が月経などの出血量が多かったり長引いたり、あるいはサウナなどで大汗をかくことを繰り返したりすると、腎陰はダメージを受けてしまうのです。

あとは、過度のセックスも腎陰を消耗してしまうので、特に疲労の強い時は控えたほうがよいでしょう。

                            

腎陰は「先天の気」といって、持って生まれたものですので、補うのは簡単ではありません。

ただそれを少しでも回復に向かわせるのは「後天の気」と睡眠です。 「後天の気」 とは、食事や呼吸から補充するエネルギーで、後述の食養生を参考にしっかり食べてください。

陰を補充するのは夜、睡眠時です。

逆に夜、過度な仕事などを続けると陰の消耗は早まります。体の中の暑い寒いが現れてくるというのは、陰陽のバランス、つまり腎というベースが崩れてきている証拠ですので、軽く考えないように。

繰り返しますが、腎陰を補うのは簡単ではありません。 「生」 の基本となるものですから、大事にしてください。

< 食 養 生 >

「塩」 です。

最近は悪者にされやすい塩ですが、腎を養うのは塩が一番良いのです。ただし、過度な摂りすぎは逆に負担をかけてしまいますので、適量をこころがけて。

腎陰の不足している人は、塩を「おいしい」と感じるはずです。

血圧の気になる人は、毎日血圧を測ってご自分に合った塩の量をみつけてください。いい塩梅を。

食物としては、海のもので色の濃いもの。ひじきや昆布類が良いでしょう。

海のものでなくても、色の濃い食物は陰をよく補ってくれます。

< 手 当 て >

左の腰に手を当てましょう。

ベルトの少し上くらいの高さで、背骨の横から脇にかけて包み込むように。

手の温かさがほんのり伝わる程度がgood。熱くしすぎないように注意してください。

< ちょっとまった! >

腎を大事にする季節は冬なのですが、腎の養生は夏から考えないとダメ!

夏はとかく体力を消耗してしまう季節ですので、この時期にうまく温存できるとその年の冬に腎を養うことができるのです。

ですから、夏の炎天下でのスポーツや過労などには十分注意して、ノドの渇きをおぼえる前に水分を補給しましょう。その時に、汗と一緒に出て行ってしまった塩分の補給も忘れずに。

              

腎には旺盛な時期と弱っている時期がありますので、ご自分で

「ちょっとここ数年は、暑い寒いがでてきているな」

と感じたら、腎を養生する時期なのかも。

< まだなんとなく >

最近のお問い合わせで多いのは、
「他の体質の症状も組み合わさっている」
「自分に当てはまらないこともある」
というメールです。

ここでは大まかに体質の傾向を分けてあるだけですので、年齢が上がるほど、症状が現れてから長いほど、様々な要素が絡み合ってきます。

ご自分の体質や自分に合った養生法や、なぜこのような症状が現れるのかをよく聞かれるのですが、伝えていただく情報が少ないと的を得た判断となりません。

もう少し詳しく自分の事を知りたいという方は、なるべく詳しく、トップページにある項目(顔色や舌、便や生理など)をお伝えください。できるだけ、それぞれに合った養生をお答えできればと思います。

 ⇒ 個別相談室に行く

 

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|実熱証の養生法|

< 静 〜 >

一見元気があってよいように見られがちですが、本人はつらいですね。

イライラしたり、夜寝つきが悪かったり眠りが浅かったり、身の置き所がなかったりと。熱のたまる場所によって、吹き出物ができたりもします。

養生は他の体質の養生法より、結構デリケートになります。

実証ですので、余った熱を取り去ってやればよいのですが、これが治療でも難しいところで、あまりやりすぎると逆に熱を持ったりするのがこの体質なのです。

              

東洋医学の五行で肝は 「木」 、心は 「火」 に充てられていて、火に木をくべるとよく燃え上がるのです。

ですから、ストレスや考えすぎなど(肝)はもちろんなのですが、気分転換と思ってホラー映画やジェットコースターなどでドキドキすること(心)も、実は熱に変わりやすいのです。

では、どうやってストレス発散するの! となりますが、おすすめはヨーガや瞑想などの心拍数の下がるような 「静」 のものにチャレンジしてみてください。

チャレンジと言ったのは、この体質の人はけっこう 「静」 が苦手な人が多いから。

精神的には「向かないのかなー」と思う人もいるでしょうが、やり始めて体が楽になるのが実感できると、意外とハマるのもまたこのタイプに多いです。

< 食 養 生 >

「苦味」と覚えておきましょう。

苦味のある食物は体の熱を取り去ってくれますので、沖縄あたりでは苦瓜(ゴーヤー)がよく食されるのでしょう。

他に苦味のある食物はセロリ・ピーマン・パセリなど。コーヒーやお茶もいいですね。

あとは暑い時、暑い所でできる果物や野菜は、基本的に熱を取ってくれますので、きゅうりやトマト、バナナやスイカは夏場欠かせません。

             

注意して頂きたいのは、これらの食物の摂り過ぎ。体が冷えすぎて、熱を冷ます体の機能まで落ちてしまいますので、適量にて。

< 手 当 て >

実熱証の人は、手を当てると余計に熱を持ってしまいます。

そこで! シャーペンをご用意ください。

頭のてっぺんにシャーペンの先端を 「ちょん」
ちょっと痛いくらいが良いのですが、ぐっとおすのではなく 「ちょん」 とすぐに離します。

これをたまーに。 あまり何回もやると逆効果ですからね。

<ちょっとまった!>

食べれちゃう人が多いんですよねー この体質の人は。

でも、脂っこいものや辛いもの、肉類は体に入って熱を持つばかりか、水と合わさって湿熱を生みやすいので、たまに食べるくらいにお願いします。

< まだなんとなく >

最近のお問い合わせで多いのは、
「他の体質の症状も組み合わさっている」
「自分に当てはまらないこともある」
というメールです。

ここでは大まかに体質の傾向を分けてあるだけですので、年齢が上がるほど、症状が現れてから長いほど、様々な要素が絡み合ってきます。

ご自分の体質や自分に合った養生法や、なぜこのような症状が現れるのかをよく聞かれるのですが、伝えていただく情報が少ないと的を得た判断となりません。

もう少し詳しく自分の事を知りたいという方は、なるべく詳しく、トップページにある項目(顔色や舌、便や生理など)をお伝えください。できるだけ、それぞれに合った養生をお答えできればと思います。

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